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マウスピース矯正では、器具を装着することによって、少しづつ歯を動かしていきます。一部のマウスピース矯正では、ソフトタイプ、ミディアムタイプ、ハードタイプと3種類のマウスピースを使用するメーカーがあります。この場合、ソフト、ミディアム、ハードという順番に概ね10日ごとに取り替えていきます。それぞれは素材の厚みが違うことで、硬さをコントロールしています。
ソフトとミディアムでも、歯は動きますが、徐々にマウスピース自体が変形していきますので、最後にハードを装着して最終的な移動をおこない、動かした歯を固定するイメージです。この3種類のマウスピースをワンサイクルで使用することで、歯を動かす力をコントロールし、痛みを軽減させる事ができます。
ソフトタイプのマウスピースは、歯を動かす目的もありますが、準備期間のような役割も担います。素材自体がほかのタイプに比べて柔らかいのではなく、メーカーによっても違いますが、0.3ミリから0.5ミリという薄さによって、柔らかくなっています。また、薄いために、柔らかいだけではなく、お口の中の違和感や喋りづらさも少ないようです。メーカーによっては、0.6ミリ程度のミディアムタイプもあります。このソフトやミディアムを装着することで、後にハードを装着するときに痛みを低減できるのです。
ハードタイプのマウスピースの厚みは、0.5ミリから0.8ミリとなります。最終的な歯の移動をおこない、それを保定させる役割もあります。ソフトタイプやミディアムタイプのマウスピースを装着して、すべての歯とマウスピースに隙間がなくなり、歯面とぴったりフィットした状態になったらハードタイプに交換する時期となります。また、スケジュール通りに歯科クリニックに行けないときでも、ハードタイプを装着していれば、保定の効果があります。
マウスピース矯正の大きな特徴として、「自分で取り外しができる」ということがあります。これは、食事の時や歯磨きの時にとても便利なのですが、逆に言えば「装着忘れ」や「面倒だから」という理由で決められた装着時間を守れないことも起こります。少しくらいは良いだろう、と思っている方がいるかも知れませんが、実は装着時間というのは非常に重要です。
これが守られなければ、計画通りに歯が動かない事になり、積み重なれば、治療の長期化、治療失敗ということにもなるのです。計画通りに治療を終わらせるために、必ず装着時間は守りましょう。
マウスピース矯正では、すべての症状に対応できないことがあります。例えば症状が重い叢生や出っ歯など、不正咬合の症状が高度な場合には適応とならない場合があります。その場合には、ワイヤー矯正をおこなうことになりますが、まったくマウスピース矯正ができないわけではありません。ある程度ワイヤー矯正をおこなった後、マウスピースへの移行が可能な場合もありますので、相談してみましょう。
一般的に言えばマウスピース矯正の場合、装置を外すことができるので歯磨きが丁寧にできて、ワイヤー矯正よりも虫歯は少ないと言われます。しかし、やはり何も装着していない場合よりも、唾液の循環などが滞り、リスクは高くなります。マウスピース矯正中は、毎食後の歯磨きを正しくおこない、清潔を保ってください。
ソフトタイプとハードタイプのマウスピースは、単独で使用するものではなく、セットで使用するものです。ソフトからハードへ付け替えることで、矯正の痛みが軽減されるのです。歯科クリニックでは注意事項とともに、複数のマウスピースが渡されることが多いですから、必ず装着の順番を守るようにしてください。また、装着時間を守らないと、治療の長期化や失敗につながるので注意してください。
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