公開日: |更新日:
全体矯正とは、全顎矯正とも呼ばれ、文字通り歯列全体を矯正する治療のことです。基本的には、上顎、下顎ともに治療をおこないます。全体矯正に対して、一部分だけの歯を動かすことを部分矯正と言い、前歯だけを動かします。全体矯正は部分矯正と違い、奥歯まで動かせますので、より複雑な動きが可能で、多くの不正咬合に対応しているのが特徴です。出っ歯や受け口を治したり開口と言って前歯が噛まない状態を改善させたり、歯のでこぼこの量が多い状態でも治療をすることができます。また、かみ合わせを治すこともできますので、しっかりとした治療が可能です。
全体矯正のメリットとして、対応する症状が多いということがあります。不正咬合の種類は多くあります。叢生(そうせい:乱ぐい歯)、上顎前突(じょうがくぜんとつ:出っ歯)、空隙(くうげき:すきっぱ)、反対咬合(はんたいこうごう:受け口)などです。これらの多くは全体矯正でなければ治療ができません。部分矯正をしようとしても、歯を動かすスペースが確保できないためです。ただし、骨格に原因がある場合には、手術療法も併用する必要があります。
全体矯正では、基本的に上顎、下顎の歯列とも動かします。つまり、お口の中の全体を動かしていくわけです。そのため、奥歯まで動かせるので歯の機能で重要な咬み合わせについても修正することが出来ます。咬み合わせが悪いと、食べ物をよく噛めずに消化器に負担がかかったり、発音にも影響を与えコンプレックスになってしまったりします。また、頭痛や肩こりなどの原因になるともいわれていますので、咬み合わせ治療は重要です。
不正咬合の症状が重度な場合、全体矯正では抜歯をすることで歯を大きく移動できます。抜歯をするのは小臼歯で、抜歯をしたスペースを他の歯が並ぶスペースに使うことが出来ます。抜歯は避けたいという方もいると思いますが、健康な歯を抜歯してでも、不正咬合を治療することには大きなメリットがあるということなのです。
全体矯正のデメリットには、治療期間が長くなることがあげられます。一般的には1年から3年程度の期間がかかります。この間、矯正装置を装着し続けることになりますので、徐々に慣れてはきますが少しの不自由は感じると思います。また、治療期間が長くなれば、それだけ治療費用も高くなります。矯正治療は基本的に自由診療ですので、かなり高額になります。
全体矯正は、部分矯正と比較して対応する不正咬合の種類が多く、歯を大きく動かすことができます。全体を動かすことによって、咬み合わせも治療ができますので、治療効果が出やすくなります。一方で、治療期間が年単位と長期間に及び、治療費用が高くなることがデメリットといえます。しかし、一般的に「歯科矯正治療」といえば、全体矯正のことを指し、しっかりとした効果が期待できますので、治療をする際にはしっかりと歯科医師と相談をしてください。
マウスピース矯正中のキョウコが大事だなと感じた、(1)矯正に関する資格を持った医師の在籍(2)機器を使った診断について公式HPに明記(3)公式HPに初期費用を明記の3つのポイントを網羅した愛知県内の歯医者をエリア別にご紹介します。
※歯科医院選定条件※
・調査時期:2021.11.1時点
・ドクターズファイルに掲載のある愛知県名古屋・尾張・西三河エリアから上記3つの条件に該当する歯医者を選定。
・各エリアで複数の歯医者がヒットする場合はより費用を抑えられる歯医者を選定しています。
tel:0562-92-2228
tel:0120-0418-76
tel:0564-57-8008